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大学生スプリンターの考えすぎる練習日誌

どこにでもいる大学2年生の短距離練習日誌

8/5(月) ドリルづくし

8/5(月) 学校 フリー

 

GC)蒸し暑い

PC)右足首に違和感?

 

 

 

いつものアップがテキトウになってないか?

 

動きづくりで行うドリルは、上手ければ上手い方がいい。確かに、動きづくりを通して走りの形を作っていく。けど、その動きづくりが、よくない動きで構成されているなら、それを続けるのはよろしくない。アップも徐々に見直す必要がありそうだ。

 

まずは通常行なっているアップの腿上げを動画を撮って確認してみた。というのも、自分は腿上げ時に骨盤が後傾したり、足を巻いてしまったり、足が流れる傾向があるからだ。それがどの程度改善されていて、どこが現在の課題なのか気になった。

 

接地は悪くない

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脚が残ることと左右差

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腿上げ時に、支持足が若干、いや結構残っている。なぜだろうか?動画をコマ送りすればヒントはすぐ見つかった。そもそも左右差があるのだ。

 

左右差という表現はあまり適切ではない。腿上げの前後で、接地時に4の字ができているか否かが異なっているのだ。

これは、きっとこのドリルが3回に1回腿上げするというドリルだからだろう。これがもし毎回腿上げするドリルの動きなら、きっとこの左右差はなくなり、足が流れてしまう現象も改善されるはずだ。ドリルそのものが原因なら、これに関してフォームの改善は考えなくていいだろう。

 

ミニハー

 

ミニハーでは、ザワがおもろいことを言っていた。足の引き上げではなく、足の引付けを意識したら違う練習になるかも、って。少しその場でやってみただけで、その練習は今までと違うリズムと感覚をもたらし、何か大きなヒントをくれるドリルになると感じた。次のミニハーではそれを実施してみたい。

 

プランシング

 

以前プライオメトリクス のジャンプ系を行なった。

 

miyublog2.hatenablog.com

 

プライオメトリクスのより走りに近いドリルをやった。久しぶりの動きで、思えば、今までプライオメトリクスを横から動画で撮ったことがなかったことに気がついた。動画を撮れば、すぐにいくつかの違和感に気がつく。

 

腕振りが変

 

まず、腕振りの軌道がおかしい。肘の軌道を見てみよう。肘の移動はどうなっているのだろう。肘が体側を通り過ぎることがない。体側を通過するのは肘ではなく、手のひらになっている

 

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これがいいとか悪いとかはわからないけど、それでも、なんか頼りのない腕振りに見える。高校の時に言われていた言葉を使えば、腕振りがおまけになっている、とか腕振りが付随品になっている、とか。もしくは何か二重振り子的なものを感じさせる。

 

そこで、腕振りにエネルギーを持たせるべく、腕振りのパワーポイントを調整しながら、何通りかのプランシングを実施してみた。結果、腕振りにより垂直方向のエネルギーを一番得られる場所がわかった。

 

動画を撮ってみた。

腕振り周辺を含め、見た目に大きな変化はなかった

 

ただこれは、楽な走りとは何か違う気がした。むしろ100とか、ショートスプリントよりの何か。プランシングは、瞬間的な接地やリズム付、全身のささやかな連動の練習として使える。それだけではなく、腕振りのタイミングも探れることがわかった。

腕振りについてももう少し考えなきゃ。

 

 

miyublog2.hatenablog.com

 

接地脚が折れている

 

腕振りなんかよりもっと深刻なことがあった。接地時に腰が下がっているのだ。

 

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骨格だけ取り出すとこんな感じ。赤丸が腰の位置で、棒線が接地脚。

 

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接地足が曲がっている。つまり、足の屈曲運動で衝撃を吸収しているのだ。そもそもプライオメトリクス の原理に反している動きだし、このような腰の上下の動きは走りにおいてロスしか生まない。

 

腰が結構上下しちゃってる。

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 腰の位置だけ取り出すとわかりやすい。

 

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きっと足が曲がる原因は、何か他のところにあるのだろう。膝周辺の問題じゃなくて、上体とか重心とかタイミングとか、もっと改善しにくいところに隠れているの違いない。

 

 

ギャロッピング

ギャロッピングはとにかく難しい。このドリルを始めてから3年ちょいになるけど、まだ動きの基本ができていない気がしてならない。福島に行った時教えてもらったピュンの動きそのものなのだが、それを小さくまとめてもギャロッピングになる。

 

ギャロッピングは一本一本で相当な体力を消費した。動きもリズムも全然掴めないけど、エネルギーだけは消費する。

 

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ギャロッピングこそが鍵

 

ギャロッピングをやっているうちに、このドリルこそが楽な走りへの鍵を握っていることに気がつくだろう。ギャロッピングをもっと省エネにできるようになれば、楽な走りへ大きな影響を与えるに違いない。

 

汗だくになりながら何本もギャロッピングをやっているうちに走りが変わっていった。

最初は、砂漠の岩岩を踏み潰すモンスターホースのような動きだったのに対し、数本後には晴天の野原を軽快に駆け巡るポニーのような走りへと変わっていった。

 

見ている人からは、脚が曲がっている(接地時に腰が低い)とか、腕振りと脚のリズムがはじめはずれていて、徐々に揃っていくとか、いろいろな意見をもらった。

 

二段階の引付け

 

動画を見てもよくわからなかった。あまりに走りとは遠い何かで、崩れきったフォームのようだった。

 

その中でも、特に気になったのは、足の引き上げの軌道だ。膝と膝が重なるまでは足を水平に持って行っている。膝の動きが水平方向だ。そのあと、膝はいつもの引き上げ位置へと向かう。

 

二段階の引き上げになってしまっている

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この動きは、腿上げやランジウォークでよく生まれやすい。つまり、引き上げ行為が、二つの動きでできているということだ。初心者だけでなく、このように意識していなかったり、慣れないドリルを行うとなってしまう。

 

やってはいけない動きにランクインしているこの引き上げ方法。次のギャロッピングでは改善したい。

また、こういう引き上げを他でもしていないか確認しなければ。