12/1 猫でもできるAIを用いた走りの分析~Openpose編A~
最近人気のAIってやつ。
AIで走りを分析することに、陸上男児ならだれもが憧れただろう。
自分はここ数ヶ月、Openposeってやつを動かして、走りの動画像から骨格を引っこ抜いて遊んできた。
正直言って、走りの分析にはそこまで使えなかった。
使えない理由
・知りたい重心がわからない
・結局欲しい軌跡は手で描くことになる
・プログラムが重すぎる
・精度がそこまで高くない
しかも一般人に優しくない仕様
Mac book pro (2017) で動かすと、意味不明なくらい重くなる。
(一番上の openopse.bin がそれ。5G近く食べている。
おまけにバッテリーをすごいスピードでバキュームする。
電源に繋いでいない状態では使いたくない。
しかも時間がエグいかかる。その間、PCは開っぱにしなきゃいけない。
亀PCを数時間も開きっぱなしにして、一体何をすればいい?
それが猫でもできるようになった
以前、部の主将が僕のブログを読んで、あれができるようにして欲しいって言ってきた。
他にも何人かから、やり方を教えてほしいという声を聞いてきた。
なんかいい方法ないかなーって思いながらネットをパトロールしていたら、こんな記事を発見した。
https://colab.research.google.com/drive/1VO4TGJHKXnRKgiSAsNEeQcEHRgzUFFv9
プログラムを外部コンピュータになげて、そこで処理してもらうっていう作戦。
Colaboratory
Googleのサービスで、高性能なコンピュータを借りられる。
(https://colab.research.google.com/notebooks/welcome.ipynb?hl=ja)
無料でコンピュータは借りられるけど、90分間何もいじっていないと、作業データが全て0になる。
延命しても12時間で強制的にデータはリセットされる。そうなったら、プログラムのインストールから1からやらなきゃいけない。
作業内容を保存できるしスマホでも動かせるし
でも嘆く必要はない。
プログラムコードとかコマンドとか、そう言ったものは保存できるし、簡単に共有できる。
リセットされちゃったら、それらを上から順に再度実行すればいいだけだ。
ポチポチとクリックするだけでプログラムが実行される。
いちいちパソコン開かなくて良い。
スマホでURLにアクセスしてポチればいいのだ。
これでやっと、約束してきた人たちに、AIを届けられる。
本家さま
こちらのサイトをほとんどそのまま使わせていただいた。
https://colab.research.google.com/drive/1VO4TGJHKXnRKgiSAsNEeQcEHRgzUFFv9
陸上用に変更
配布されているpythonプログラムを一部書き換えて何通りか作った。
・両足のかかとをトラッキング
・重心をトラッキング
・重心位置に対して水平もしくは垂直に線を引く
工夫次第で、どんな分析でもできそうだ。
https://colab.research.google.com/drive/1VO4TGJHKXnRKgiSAsNEeQcEHRgzUFFv9
このサイトにアクセスし、指示通りに上からポチポチすれば良いだけ!
やり方が全てそこに書かれている。
かかとのトラッキング
この練習では、ミニハードルのドリルのかかとの動きを考察した。
動画からスクショで静止画を何枚か切り出して、フォトショップを持っていないので、パワポで点をひたすら打って、軌跡っぽいのをなんとか描いた。
とてもアナログ的。
このプログラムでは、動画に自動で各関節の軌跡を残せる。
次の動画では、腕振りの軌跡と、点線を引いてみた。
重心の考察
重心の上下を気にする陸上競技。
上ので縦の点線を引いたように、重心に対して横の点線を引けば、その線の上下が重心のぶれを示すことになる。
もうちょいpythonファイルをいじる必要があるけど。