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大学生スプリンターの考えすぎる練習日誌

どこにでもいる大学2年生の短距離練習日誌

2/8(土) E#2   対40秒間走  Infinityの開発

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    40秒完走 2~4本      もちろん4本を選択

 

結果 (進めた距離)

    ① 310m

    ② 315m

    ③ 315m

    ④ 315m

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40秒間走は、走り方がほとんど解明されている。

それゆえ、楽なメニューtop10に入るポテンシャルがある。

以下、40秒間走の攻略法をまとめる。

 

 

 

 

1) 40秒間走攻略

1.1) 今まで僕が作ってきた「対40秒間走用の走り」

 

 

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1.2) 今日の新走法

 

 

 

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ポイントは、

・走りをカーブや直線に走ってからもしばらく維持

→移行がめっちゃスムーズに

 

・楽に加速。長くとって良い

・Infinity の実行

 

 

1.3) 加速局面

 

パワーを加えて加速すれば速いわけじゃない。

40秒間走の場合、専用の加速を持っているか否かは、大きな差を生む。

 

専門の加速とは?

まだ完成品はないが、とにかく「楽に加速すること」だろう。

 

では、楽に加速するには?

実は、地面を押すことや低姿勢は決して意識してはいけない

 

パワーをかけずに前に進むことだけを意識する。

加速距離はバックストレート全体を使って良い。

 

今日の4本目、ZR加速は最適だった。↓

https://miyublog2.hatenablog.com/entry/2019/10/23/193000

 

 

 

つまり

40秒間走の加速は

・楽に長く、バックストレートいっぱい

・パワーをかけずに前に進む意識のみ

・地面を押す、低姿勢は意識しちゃダメ

 

 

 

1.4) 中間疾走 Infinity 概要

 p12の進化系。p12については↓

https://miyublog2.hatenablog.com/entry/2019/11/18/192108

 

p12とは、対300m用の走りで、p4を300mの100-200m地点に適用したもの。

ポイントは、重心をひたすら接地点の真上に持っていくことのみ。

 

Infinityは、p12の進化形として今日開発された。

重心を接地点の真上にひたすら持っていくのは変わらない。

さらに、走りの適用区間を追加。

 

カーブに入ってから、しばらくしてから使い始め、直線に入ってしばらく使う

10-20mくらい、ずらす。

そうすることで、走り同士の移行がめちゃくちゃスムーズになる。

 

これを"移行ずれ"と呼ぶことにする。

 

 

 

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つまり、

Infinityとは

・重心をひたすら接地点の真上に持っていく (p12)

・カーブと直線に"移行ずれ"を作る

 

 

1.5) Infinityのメリット

すでに存在するスピードを維持する走り。

だから、パワーを加える必要がない。疲れない。

どんなに疲れていても走れる。

 

(なんなら、Infinityの元のp12自体が、体がボロボロになったメニューのラストで開発された走り。そもそも対疲労用の走り

https://miyublog2.hatenablog.com/entry/2019/11/18/192108)

 

第二種永久機関に近い。

無限に走り続けられるため、Infinityという名前になっている。

 

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1.6) Infinityの注意点

 

Infinityの注意点は、今の所二つ発見されている。

 

一つは、ブレーキ作用のある接地になりかねることだ。

 

相当、重心操作をする上に、スピードを維持する作用がめちゃくちゃ大きい

その為、接地がちょっとでも前に行くと、ブレーキがすごくかかる。

足の指が痛くなるだろう。

 

二つ目。脚が流れることだ。

 

重心を前に持っていくから、脚が必然的に後ろに流れやすくなる。

大腰筋群を多用して、なんとか脚を前に引きつけ続ける必要がある。

 

 

 

1.7) ラストの走り

 

まだ完成はされていない。

ただ、方針は明確に決まっている。

 

パワーを加えて走ったところで意味はない

加速するはずはもちろんないし、逆に遅くなることもある。

 

とにかく、楽に走ることが重要だ。

今までのスピードを殺さないように、無駄な力を抜いていく

 

普通、40秒間走は何本かやるから、次のメニューに影響が出ないように、力を抜いていくことが重要となる。

軽く走ると、ピョンピョンしてくる。こうなったら勝ち。

 

リヴァイアサンを3本目で使ってみた。相性は悪くない。↓

https://miyublog2.hatenablog.com/entry/2019/12/05/180519

 

ニュートン走、DarkExpressは過去の走りだが、発想は使える。↓

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この時期はノートに記録がある。

ポイントは、ラストは勢い(慣性。これがニュートンの由来)を活かすこと。

リズムよく走ることで、全身の動きが共鳴し、無限増幅を起こす。きっと意味不明。

 

 

つまり

ラストの走りは

・次のメニューのために、力を抜いていく

・楽に軽くピョンピョン走る

 

1.8) レストの過ごし方

レスト中は、座らない。 

乳酸理論は科学的にフルボッコにされたが、実際、歩いた方が疲労が抜けるのは確かだ。

 

これをカイトウォークと呼んでいる。

カイトは、レスト中座らない。走り終わっても倒れず歩き続け、なんならjogすらする。

 

レスト中、人と話すことで、強制的に呼吸の循環を作り出せる。

楽になれるそうだ。

自分は、今日はmyジィと加速の感覚について語り合っていた。

 

 

 

2) 今日の練習の反省

 

2.1) 単純に振り返る

 

2ヶ月間の怪我明け3度目のメニュー。

ウォーミングアップで既に息切れ。やばい。

 

しかも、水曜に攣った左ふくらはぎが痛い

今朝も歩くときも一歩一歩痛んだ。

 

これは、ふくらはぎを使わない加速が必要だ。

 

とにかく楽にメニューをこなす走りを作りながら挑んだ。

シューズで走った割にはいい距離をキープできた。

体力なくても、走り方次第でこの程度なら補えると分かった。

 

 

2.2) 加速できない

 

もともと苦手な加速。2ヶ月で重心の感覚すら忘れた今、ハイスペックな加速が出来るわけがない。

 

超省エネな加速を作る必要があった。

 

0^ は使いたくない。未完成。(0^ については次回)

とりあえずは、バックストレートを全体的に使って長めに加速する戦法

 

パワーを加える意識をせずして前に進みたいと願い続けて走る。

一緒に走る人に引っ張ってもらうと楽。ずるいけどね。いずれは自立せねば。

 

それで3本目までは行けた。

 

ただ4本目は話が違う。

ケツワレ寸前の状態。加速に必要な筋肉がアウェイしたことはすぐ分かった。

 

そこで、体をある程度起こして腕を楽に振りながら加速する、以前作った"ずるい加速"で挑むことに。

 

良かったと思う。メニューは乗り切れた。

ふくらはぎもそんな使わずに加速できたはず。

 

 2.3) 全体的に

 

新しい走りを開発できたのは大きい。

また、2ヶ月のブランクの割に、相当いいタイムで走れたのは素直に嬉しい。

Infinityについては、今後鍛えていきたいと思う。

 

おそらくInfinityかラストの走りで、ブレーキ作用のある接地をしたんだと思う。

右小指が走り終わったあと、痛かった。

 

まだ重心の感覚が戻ってきていない。

動きもぎこちないし、身長が10cmくらい縮んだ気分だ。本当にそう感じるのだ。

 

まだまだ基本的なところができていないだろう。

新走法を開発しつつ、体力面、筋力面、健康面に気をつけて練習していきたい。

 

2.4) Kに

 

先日のメニュー 150*4*3でKがハムの肉離れした。

もともと調子が悪かったとはいえ、肉離れは大きい。

 

本人のラインの反応を見る限り、肉離れを風邪の程度にしか思ってなさそうだが、しっかり休んでほしい。本人の、jogしていれば全ての怪我は治る理論は忘れてほしい。

 

メニューを作ったのは自分なので、多少なりとも責任があるだろう。

ぶっちゃけ責任とかどうでも良いから、Kの怪我が早く治ることを祈りつつ、今後のメニュー作りは注意しなくてはいけないだろう。