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大学生スプリンターの考えすぎる練習日誌

どこにでもいる大学2年生の短距離練習日誌

2/2 (日) 二ヶ月間の怪我の原因を解明。陸上でする怪我のメインを完全攻略した。

 

1) はじめに

1.1) 原因不明

ここ2か月、怪我で走練習をしてこなかった。

怪我、不明

 

右股関節の前が痛む。脚を90度以上もも上げしてから伸ばすと、股関節が明らかにズレた音がする。

ゴリッ

 

整体の人は、股関節の中でズレるわけがないと言う。

でもあれは、ズレると表現する以外方法がない。

 

音が鳴る。そんな怪我ってある?

(弾発股の可能性を考えてきたがどうも違う)

 

原因不明の怪我ほど嫌なものはない。

 

 

この意味不明な現象は、3引退試合2週間前にも発生してくれた。

あの時は、走らずに調整してなんとか乗り切った。

受験期を挟み、その原因不明な怪我は、原因不明のまま消えていった。

 

 

1.2)足首の痛み

 

ちょいと前。去年の8月の話。

足首が痛くなった。

 

硬いというか。

運良くその正体は突き止めた。

 

 

miyublog2.hatenablog.com

 

これが、今回の股関節の痛みと関係してくるって話を今からする。

 

 

2) 怪我の正体

 

2.1) 偶然、発見

 

昨日の話。

ジョグ、体操、ストレッチを済ませ、ドリルを行なっていた。

ふと、両前ももの付け根に手を当てた。

ん?

明らかに、前ももの付け根の太さが違った。

 

怪我をしていた右ももの付け根が圧倒的に太い

 

(本来股関節が少し出っ張っていて、前ももの付けには若干のくぼみというか凹む曲線がある。左はそうなっているが、右に関しては股関節の出っ張りよりも膨らんでいる。)

 

夢かうつつか。何度触っても変わらない。

 

付け根の周辺の筋肉が硬直していることだとすぐ気づいた。

 

 

大腿四頭筋、いや、むしろ恥骨筋腸腰筋下部の端点が膨らんでいる。

間違いなく、それらの筋肉が緊張している。

 

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2.2) ようやく説明がついた

 

痛めた理由はわかっている。砂浜練習だ。

あそこで脚が流れた状態で走って、その辺の筋肉が伸ばされた。

 

でも、どうしてそこから音が鳴る怪我に至ったのか、わからなかった。

 

今なら説明ができる。

 

筋肉群が過度に伸長して、炎症を起こし、その日は痛む。

そして数日以降、伸長された箇所が、逆に硬直する。(生理学的に理にかなっている)

 

その硬直状態のまま走らず、もしくはそこを集中的に弛緩しなかったことで、硬いまま今日に至る。

温度が低いことも加わって、硬直した箇所が十分に弛緩されることはなかった。

 

硬直しているので、動きにくいし、太くなる。

 

腿上げをすると、動作の前後で股関節と大腿骨の位置関係が、ずれる。つなぐ筋肉が硬いから。

 

ずれた後に体重が乗って戻ると音が鳴る。軟骨間の滑液泡内の気泡の音だろう。

 

つなぎ目にある軟骨が擦れて、炎症を起こし、あのヒリヒリした痛みを生じさせた。

 

 

2.3) 足首の痛みの復習

 

https://miyublog2.hatenablog.com/entry/2019/08/16/195242

以前の足首の痛みは、足首周辺の筋肉の硬直によるものだった。

硬直により関節感距離が異常に狭まって、動かすたびに軟骨が擦れて痛みを生じさせる。

 

 

 

2.4) 関節の痛み全般に言えること

 

 

つまりに関節の痛みとはその多くが次のメカニズムで説明できることになる。

 

1  関節(痛いところ)の前後に伸びている筋肉がなんらかの原因で硬直

 

2  関節感距離が異常に狭まる

 

3  軟骨が擦れたりして痛む

 

 

 

 

(1  :足首の時は疲労と言われたこともあるし、なんなら3年前の捻挫が原因だと言われたこともある。股関節の時は、走らなかったこと、適切な場所のストレッチができなかったこと、気温が低かったことで硬直したと思われる。硬直要因は山ほどある。)

 

 

2.5) 治るはずがない

 

重要なことが一つわかる。

この怪我、何もしなきゃ絶対に治らないってこと。

 

足首の時もそうだったけど、走らなきゃ人の筋肉はどんどん硬くなっていく

そしてそれがデフォルトに設定される。

 

いざ、もう怪我治って走れるかな、って動くと、当然筋肉は硬いままなので、以前と変わらない症状に絶望する。

 

 

2.6) その痛みは軟骨由来

 

ヒリヒリ痛んだとしたら、それは最初に傷ついた筋肉か、そのあと軟骨が擦れた炎症だ。

 

だから、しばらくたっても痛みが出たら、それは筋肉が回復してないんじゃない。筋肉はとっくに回復している。軟骨のスレによる痛みだ。

 

適切な処置をしなければずっと痛いままだ。

 

2.7) 意味ないストレッチばかりしていた

 

ということは...

 

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これも、

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これも、

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これも、

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意味がなかったことになる。

 

やった気になっていたが、なんの効果もない

むしろ、やった気になった分、損にすらなっていたかもしれない。

 

 

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直接ほぐすのはどうかという意見もあるだろう。

持っていたポカリの柔らかいボトルで繋がっている筋肉に当ててほぐした。

でも、まだこっちの方が効果があったと感じている。

 

ちょっと怖いので、他の方法を模索しなければ。

刺激入れすぎると整体の失敗(2.9を参照)と同じだから。

 

 

2.8) 対処法は1通り

 

そうなると、もう何をすれば良いかがわかる。

そこ周辺の筋肉の緊張を解けばいいのだ。

 

ストレッチポールでヘタに刺激を入れて、逆に硬直する可能性はあるだろう。

手段は慎重に選ぶ。

 

 

2.9) 整体の失敗

 

整体に行ってマッサージしてもらった。

それにより悪化した気がした。痛み的に。

もしそうだと仮定して、次の説明がつく。

 

 

整体で患部を刺激して(現にめっちゃ刺激してた)、患部が硬直

 

その場で少し歩いて、ね、痛くなくなったでしょ、って聞かれて、実際に本当に痛くなかった。

それも説明がつく。

相当な患部の刺激で、先に述べた筋肉がめっちゃ硬直。股関節内のズレすら許されないほど。それゆえズレがなかっただけ。

 

数日して硬直が少し緩むと、再度前と同じ状態に戻る。そして数日間のヒリヒリが残った。(軟骨だろう)

 

お金払っているし整体のマッサージが悪影響だなんて思いたく無い。でもその可能性が高いのも確かだ。

 

 

 

2.10) どこにも情報がない

 

この関節周辺の痛みのパターンを解明できたのはものすごく大きい。

なぜこれがネットに書いてない?本にもない?

 

部分部分の知識や見解はネットや本やお医者さんや整体の人から拾ってきた。

でも、それをまとめたサイトってのはない。

 

 

 

 

2.11) 遠距離に原因がある

 

いつものパターンだ。

痛む箇所は根本的な原因じゃない

 

無論、痛むところが炎症を起こしているのは間違いない。

 

でも、そこにつながる筋肉群、もしくはその1個、2個先が根本の原因なのだ。

 

というか、もはや患部が直接の原因だったことがない

 

関節の痛みではないという怪我も、この遠距離原因パターンは考えるべきだろう。

たとえ、ハムが痛もうと、原因はそこではないかもしれない。

 

根本の原因がわからない状態で、根本の解決なんてできる訳がない

いくら休んだって、怪我はそれ以上良くならない。

 

 

 

3) 怪我=不幸か

 

今、怪我をしたらラッキーと思え、なんて自分が言うわけがない。

 

でも、怪我をしたらアンラッキー、ではない、とは言える。

 

怪我をするってのは、その世界線に移っただけだ。

あとはそこで然るべき行動をとるだけ

 

なんなら、最初っから怪我をする運命だったとすら思う。

昔、下り坂ダッシュで全身打撲したのも、エンドレスリレーで救急隊に運ばれたのも、全部運命だったと言える。

 

 

 

これについては、次の次の記事でまとめることにする。