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大学生スプリンターの考えすぎる練習日誌

どこにでもいる大学2年生の短距離練習日誌

8/30(金) 夏合宿2日目午前 合宿は特別だと思い知らされる

8/30 (金)@菅平

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GC)午前中は強い雨

PC)左足首が若干痛む。走りに必要な筋肉が全て疲労し、筋肉痛に。

 

メニュー)

午前)  400mTT

 

 

最悪なグランドコンディション

 

午前。400を本気で走るためにアップをしっかり行おうと思っていた。

空は今にも雨を降らしそうだったけど、ここまで強い雨とは思わなかった。

アップが5割も終わっていないところで、空が急に表情を変え、強烈な雨が降り始めてきた。

 

グラウンドで走っていた人はみな避難し、トラックは閑散とした。

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アップが半分も終わっていないのに、雨を前にただ立ちつくすだけだったので、体が急速に冷えていった。

 

体が完全に冷え、ふくらはぎからかろうじて体温が感じられる状態で400mを走ることになった。

 

胸に手を当てたら、心拍数が平常時のそれか、それより少なかった。まずい。そう感じた。

400で心拍数が上がっていないというのはこれからの失敗を意味する。

 

最悪のコンディションで400が始まった。

 

 

最悪なフィジカルコンディション

 

この合宿では、朝ご飯の前後、昼ごはんの前後、夕食の前後に各々30から2時間ほどの筋トレを行う。

 

バカみたいに筋トレばっかするから、本練習での走りが崩れに崩れている。

走れない。モモを引き上げることも、腕を振ることも、走りに関する動作その全てが筋肉痛を伴って億劫になり、思うような動きができない。

 

本練習が補強(筋トレ)のためにグダグダになるのは本末転倒じゃないか。

 

とにかく合宿2日目にして、もう体が動かない。色々なネガティブな感情が込み上げてきておさまらない。

 

 

 

 

あきらめる

 

400mTT(タイムトライアル)はグダグダだった。

走らなきゃよかったと思った。過去にないほど酷い練習だった。

 

極限状態だと新しい走りが生まれやすいのだが、この練習から得られたものは何もない。

 

自分の走りが何もできなかった。

 

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加速も中間もひどかった。あろうことか、「楽に走る」が選択できなかったのだ。

 

安定した走りも楽な走りもできなかった。自分の400を構成するメインテーマが実行できなかったのだから、酷い走りになったのは当然の結果だろう。

 

 

唯一出来たことといえば、ラストの軽い走りがちょっとできたかもしれない。

 

そもそも考え方が違っていた

 

そもそもが間違っていたのだ。

合宿はいつもの練習とは全く違う。通常練習が5日連続であるのだと思っていたけど違った。最初っから極限に近いフィジカルコンディションで練習をすることになるのだ。

 

思うような走りも、いつもの練習の延長で走りを開発することもできっこないのだ。

 

だからそれができないことにがっかりしちゃいけない。

 

合宿練習に僕の常識は通用しなかった

 

それが分かっただけで400を走った価値があったのかもしれない。