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大学生スプリンターの考えすぎる練習日誌

どこにでもいる大学2年生の短距離練習日誌

8/8(木) 織田フィールドを貸し切る

8/8(木) 織田withはるやさん

GC)雲が太陽に勝った

PC)疲労なし。スニーカーのせいで左足小指の外側が擦れて痛い

 

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170*3

(400の入りを意識した練習)

 

 

 

気持ちがいい

 

今日の自主練は、はるやさんが主催。自分もはるやさんも周りの人に声をかけた。自分はグループラインで安定のスルーをされ、はるやさんは声かけた人全員がバイトだったらしく、結局はるやさんと二人きりになった。

 

織田フィールドはいつも学生や社会人で溢れている。ただ、今日競技場にいたのは自分とはるやさんと、あともう一人おじいさんだけ。そのおじいさんは芝の上で何かやってた。つまりほぼ貸切状態!

 

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14:30から始めた。理科が正しければ一番暑い時間帯なんだけど、分厚くどこまでも続く雲が大きな日傘になってくれた。練習を通して太陽光を直接浴びたのはほんの数分だけだった。

 

特に疲労もなく、4日後の大会に向けて、400の練習をすることにした。

 

対校戦

 

4日後の対校戦では、3レーンを走る。4レーンがはるやさんで5レーンに自分とほぼ同じタイムの子がいる。申請タイムは50.7くらい。とにかく内側レーンを走れることになった。嬉しい。

 

ということは加速が十分にできなかったという反省をすることはなさそうだ。むしろ、加速区間やバックストレート前後で、相手を意識し過ぎてパースが乱れたり、楽な走りができなくなることの方が恐ろしい。

 

まぁ、TTだと思って楽に走ろう。てきとうに。

 

本番のレースでは考えない方がいい。スタブロをセッティングしている頃あたりからバカになった方が早く走れるんだ。なぜ自分が今ここで400を走ることになるのか、ここにどういう経緯で立っているのか、もう何もかもわからない、これからどうやって走ればいいのかもわからない。それくらい無心になった方が、結構いいタイムが出るんだ。目標は50.5かな。これもてきとう。全部てきとう。

 

 

今日の練習

 

タイムは常に必要?

マネージャーさんがいないし、なんせはるやさんと二人だから、タイムは取れない。そもそもこの練習にタイムは必要ない。動画を二人のスマホでなんとかとった。

 

 

動画に映った僕らは、手前の赤コーンよりも小さく、注意してみないと走っているのかどうかもよくわからない。それでもないよりマシだろう。

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いつもの練習ではタイムを記録している。久しぶりにタイムなしで走ることになって思ったんだけど、タイムっていつでも取る必要があるのかな?

 

必要のない情報が多いと、注目するべきところを間違えて、練習の成果を間違って捉えちゃうかもしれない。情報に埋もれるのは気をつけなきゃ。

 

一本目

 

体がすぐに起き上がってしまった。楽に走ろうとしたけど、これは400の走りとは違う。

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体を起こせば楽に走れるというのは間違いで、加速については体を起こした方がきつい。つまり、ある角度で上体を保って、そのまま加速した方が、上体を起こすよりも楽なのだ。

 

それは、上体を起こし過ぎれば、地面を真上から押しつぶすことになるけど、ある程度の角度が存在すれば、同じエネルギーを使って、より多く前に進めるという、誰にでもわかる原理に基づく。

 

体が起き上がったせいで、両足の親指の先が痛くなった。

 

足を前に着くとどうなる?

 

体の起き上がりと指先の痛みは密接に関係している。

本来前傾すべき区間で体が起き上がったため、イレギュラーな接地になる。しかも加速時の接地と同じパワーを加えるから、300のラストで悪い接地をするときよりも衝撃が足にくる。

 

ブレーキ作用を持った接地をすれば、つまり足を本来の位置よりも前に着けば、スパイク内で足がずれる。スパイク自体はピンでタータンに固定されるが、足はスパイクに完全には固定されていない。マジックテープや紐を強く締めるのでは限界があるのだ。

 

そうやって足がずれて指先がスパイクの先端にあたり、もしくは小指がスパイクの内側に擦れて、痛くなるのだ。

 

二本目

 

前傾を保ちながら加速できるように意識した。また、バックストレート内では接地位置に気をつけながら走った。

 

加速時の姿勢の違いにはすぐわかるだろう。

 

 

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一本目と比べれば、違いがわかりやすい。確かに撮影角度は違うが、それでも感覚と合わせて考えれば、加速の改善は多少されたと言える。

 

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加速時にまぁまぁパワーを加えて加速してしまった。バックストレートでも、その力みが若干残っていたので、これは楽な走りを崩すことにつながる。

 

楽に走るには、もう少し楽な、脚の回転を早めた加速をする必要がある。

 

三本目

 

実際のレースで走る3レーンで走った。走ってよかった。というのも、400はバックストレートまでの距離がレーンによって異なる、という当然のことに気が付いたからだ。

 

3レーンの場合、バックストレートまでの距離が長いから、「バックストレートまでを加速」として走ったらまずいことになるだろう。

 

そういう時は、自分はいつも、「移行区間」と称した「維持区間」を設けることにしている。決してバックストレートの走りをカーブで行うのではない。バックストレートはバックストレートの感覚や気分で走りたい。

 

さらに、この維持区間を導入することで、先ほど述べたようなバックストレートでの力みが解消される。この移行区間で力みを抜くのだ。こうしてより楽な走りにつながる。

 

 

腹筋

 

両足を挙げた状態で足を交互に体に引きつけ、クロスして逆足の膝に肘を引きつける。クロスクランチの足を伸ばして下げてやばくした感じ。

 

これを30秒間5セット、レストは30秒。こういうメニューを知っていて、すぐにでてくるあたりはるやさんらしい。

 

たしかに腹直筋がしっかりきた。ただ、フォームが崩れてしまって、強度が下がった気がする。

 

その人の運動神経だったり、体幹周りの筋肉のコントロール能力は、簡単な自重トレーニングをやらせればすぐわかる。

 

つまり、自重トレーニングはしっかりやっている人とやっていない人とでは、フォームに顕著な差が出るのだ。適当にやれば、無駄に筋肉が痙攣して鍛えた感じになり、そのてきとうなフォームをてきとうな精神が刻み込まれる。

 

この腹筋メニューでいいから、しっかり丁寧にこなせるようになりたい。自分はその「てきとう」な部類に当たるからね。