Cork

大学生スプリンターの考えすぎる練習日誌

どこにでもいる大学2年生の短距離練習日誌

8/3(土) 最近300ばっか走ってる気がする

8/3(土)

GC)運動はしてはいけない暑さ。この競技場に日陰なし

PC)肩周りが宮路のマッサージでなんか変

メニュー)

300+(300+100) R=25min r=walk

 

 

 

暑い

今日は暑すぎた。気温も高いけど、今朝からずっと太陽光を直接浴びてきた。そして何より、この競技場に日陰がないのだ。織田フィールドならバックストレートが日陰になっている。こっちじゃそれもない。300のスタートあたりに小さな日陰ゾーンが20mほどあった。帽子をかぶっているとなんか逆に蒸し暑くなったので、日陰にいるときは外して、なるべく日陰でアップするようにした。流しも極力短くして、50くらいの流しは5本にとどめておいた。他は全部、その小さな日陰ゾーンの中をうろちょろしてできる限りのアップとストレッチを行った。太陽に体力を奪われないようにすることと、怪我をしない程度にまでアップをすることを目標にした。結果、太陽の嫌がらせは受けずに済んだが、かろうじて300走れるかってくらいまでのアップで終わった。まぁ、今日はそれでよかった。

 

 

今日のメニュー

以前3004本走るメニューをこなしたおかげで、不幸にも300を短く感じるようになってしまった。いつも通り楽に走ることを目標にする。その中で、楽な加速と楽な中間失踪からラストまでの流れを体に染み込ませ、再現性を狙うとともに何か発見できたらラッキーって感じで今日の練習は望んだ。しっかり目的持って走らなきゃね。

 

300

走る前に考えていたこと

PBタイムは狙わない。そもそも300PBを知らない。とにかく楽に走ること。楽な加速から楽な中間。

はるやさんと黒澤の組になった。前回の150 4本の反省を活かし、周りと競わないように気をつける。特に二人はタイムが速いので、競り勝とうとすれば確実に自分のペースが乱される。スタートからフィニッシュまで、すべて自分のペースで行きたい。

 

走り終わって

楽に走れた。そして、前回の150二本目と同じくらい無駄のない接地ができた。

 

0-100  楽に加速

100-180 ひたすら楽を選択

180-300 黒澤の恐怖で頑張ってしまった

 

ラストは黒澤が怖くてちょっとペースを早めてしまった。黒澤に走りは良く分からない。参考にしようと思えるフォームじゃないけど、彼の速さは体力や足の長さじゃ説明つくものじゃない。

 

前もも(大腿四頭筋)を主に使った無理やりな引き上げを実行して追いつかれないようにした。もちろんこんなことをしたら接地が崩れる。前回の反省のように、無理やり回転数を上げると、接地位置がずれてブレーキ作用を生み出す。次は親指の爪が剥がれるかもしれない。それはごめんだ。だから、走りながら接地位置を覚えて、回転数を上げつつもそこに接地するようにした。その結果、接地位置はほとんどずれなかった。少なくともブレーキは一切なかった。

ということは、接地位置は記憶することができ、さらに意識の問題でどうにでも調整できるのだ。

接地を意識せずに、とにかく回転数を上げようとすると、この前のようにブレーキがかかるのかもしれない。

 

 

300の内訳

long問わず、基本的に走りは今の自分の中で二つの局面しかない。

加速とそれ以外。

加速は良く分からない。とにかく肩や腕振りなどに力を込めることだけはしないよう、楽に加速する。

それ以外は、ひたすら楽を選択しつつ、接地を的確に行う。ある一点に脚をついた時のみ、完璧なフィードバックを地面からもらえる。また、300なら加速が終わっただいたい100あたりから270までの間で、選択をしなくてはいけなくなる。走っているときに、楽に走ることを選択すれば、楽に走れる。何度か、約5秒ほど聞かれるから、それをすべて「楽に走る」と回答すれば良いのだ。ここは完全にイメージ論でしかない。ただ、そうやって加速局面後の中間疾走では、力みをなくさなくてはいけない。

 

300

とにかく楽に走ることだけを意識した。一番外レーンだったから加速の具合に不安があったが、結果として十分な楽な加速を取ることができた。加速は前に人がいた方が目安がつかめやすいけど、その分自分の走りができなくなる。今の自分は、前に人がいなくても自分の加速をできるようになりつつある。それを知ることができたことがまず一つ目の収穫である。

 

次に、二本目の300のラストに何が起きたのかを考察したい。内レーンの二人にカーブで抜かれた。そこからラスト、自分の「引き上げ」に余裕があることがわかった。ラスト80くらいで、足の回転数を上げた。地面を押すのではなく。前に跳ぶのでもなく、とにかく足を引き上げる、"Ultra"に近い走りだった。

これが後半型の走りなのかもしれない。

 

後半型、前半型、という言葉は安直で、あまり好きではない。それでもその分類が間違っているとも言えない。

今回の自分の走りは、前半200ちょいで楽な走りをしたことによって、後半に肩周り、体幹、骨盤周りの疲労を抑えることができた。それによって、ラストの80ほどで回転数を上げることができた。

もうすぐまた400を走ることになる。今日の発見は400のラストに活かせるかもしれない。

今日の唯一の心残りはもっと早くから回転数を上げていればよかったということ。最後、まだまだ走れる状態だったし、はるやさんを抜けたかもしれない。だから、もう少し早く足周辺の疲労状態をチェックし、回転数を上げられるようにしたい。フィニッシュ後にまだ走れる状態、ってのは勘弁したい。

ただ、この走りの開発自体は、メインにしてはいけないと思う。楽な走りができれば、その副産物としてこの走りが得られる。それが理想形。ぼちぼち練習の中で作っていきたい。

 

はるやさんは一人速くなっていくのか?

 

はるやさんの凄いところが、彼が速いからだと思っているんじゃわかっていない。

 

はるやさんは何を考えているのか?今日の練習のあとに120を足すという考えはどこからくる?まわりがワイワイやっている中、ひとり目をつぶって腹筋をひたすらやり続けるその原動力は一体何?

怪我が治ってもないのに走るような、一般レベルの知識も危うそうなあの人に、きっと誰も勝てないだろう。タイムでもその他でも。

根性があるとかそういう話じゃない気がする。一体彼は何を目指しているのか?その補強はルーティーンでやってるのか?ただマンネリ化した練習とは捉えられない。

もちろん、はるやさんだけじゃないだろう。でも、いつも決まって練習ではオールアウトして日陰でぶっ倒れ、補強をてきとうにやったところを見たことがないのは、はるやさんの他に誰がいると言うのか?

 

後出しジャンケンでいい。あの人に追いつけなくていい。それでも追っかけてみたい。

自分のような思いを持つ人は他にもいるはずだ。そういう人は彼の背中を見て決意していく。

そうやって、はるやさんは周りを引き連れて速くなっていく。