8/27(火) 売ってないから電気式のアイシング装置を作ってみた
8/27(火)
完全休養
GC)蒸し暑い
PC)痛みはないが疲労がハンパない
昨日はあまりに疲れていて、日常生活が億劫に感じた。
歩くこともだるく、全身の疲労により、やる気すら削がれてしまった。
そして、今朝(AM1時)、謎の腰の嫌な感じによって目が覚めた。
腰を丸めたら取れそうだったこの嫌なかんじはなかなか治らず、2時間近くこの違和感、というかもはや痛みに近い何かに悩まされた。
今は平気。
昨日の空き時間でアイシング装置を作ってみた。
アイシングは、運動した後に疲労抜きや怪我予防として行うもので、以前まとめた。
流水で行う人も多いが、原理からして氷で行うのが最も効率良い。
アイシング装置は売っていないから作るしかなかった
氷はそこらに転がってるわけじゃない。夏にいたっては、買ってきたロックアイスはいつの間にか天然水に変わっていたりする。
とにかく氷は用意するのが大変なのだ。
高校時代、長い電車の中で、座っているうちにシンスプリントがジンジンと痛んで苦しめられていた。
座りながらアイシングをしたいけど、アイスパックは大きすぎる。そもそもそこまで氷を持っていくのが大変だ。
もっと「コンパクト」で「氷いらず」な装置を作るしかなかった。
普通競技場や練習場所に氷はないから、アイシングができるのは合宿所に戻ってからか家に帰ってからだ。
アイシングは、受傷もしくは運動後、すぐに行えば行うほど効果があるとわかっている。
だからこの電気式アイシング装置の作製はとても意味があるのだ。
スポーツケアとしてのアイシングだけでなく、例えばガーデニング時の熱中症予防など、色々な用途が考えられる。
つまり、コンパクトさと電気式というのは、それ自体が相当な価値を持っているのだ。
装置の仕組み
ペルチェ素子という平たい素子がある。トランプカードの半分くらいの大きさ。
素子に電圧をかけると、素子の片面が冷えて、もう片面が発熱する。
冷却側を冷やしたい体に当てて、発熱側を、ファンやヒートシンクで排熱すれば、電子式のアイシング装置が造れる。
問題は実は、排熱方法。今まで数々の試作品を作った。今回作ったのは五号機。
商品化しようと思ってたから非公開で作ってきたけど、他に商品化するものが山積していて、これは諦めた。だから公開しようと思う。
あと、もしこれを読んで作ろうと思った人がいたら覚悟したほうがいいと思う。
何十時間もかけてやっと実用性が持ててきた。簡単じゃない。特に排熱が。
初号機
この金属の部分を冷やしたいところに当てる。
手のひらサイズ。
モバイルバッテリーで動くけど、氷の温度+5度くらいまでしか下がらない。
あと、ファンがむき出し。これを体につける専用のベルトも作ったけどどっかいった。
素子以外、全部貰い物で作成。
二号機
本体が行方不明なので、温度測定をしている実験写真から引用。
極限まで小さくした。
小さいのに性能は初号機よりも高く、氷の温度と同じところまで冷却できる。
トランプカードの半分の大きさで、スマホ2台分の厚さ。
モバイルバッテリーで動く。
これも素子以外は全部貰い物。
三号機
↑裏
手のひらよりちょっと大きめ。
モバイルバッテリーでは動かず、12Vの電源が必要。
氷と同じ温度まで下げられる。
春合宿の部屋でで使うために、モバイルバッテリーではなく、12V式にした。
春合宿に持っていったけど、まぁまぁ好評だった。
素子とベルト以外、貰い物。
四号機
持ち運び用ではなく、部室や家に置いておく用に作成。
アイアンマン1の映画で出てくる巨大アークリアクターを見て思いついた。
とにかくパワーを重視し、PCを分解してとったでかいファンを2つ備えている。
足首が冷やしたかったので、足を上から置けるテーブル式。
木以外は貰い物。
2m近くある棚の上に置いておいたら、いつの間にか落下して、無残な姿に。
床にえぐい陥没穴ができていた。
普段から工具とか鉄の塊を落として叱られているのに、これがバレたら母さんに部屋追い出されそう。
五号機
適当にアルミ板を削って作った。ヒートシンクはパソコン部品から流用。
足にこんな感じで当てる。
細かな温度測定はまだやってないけど、氷と同じくらいまでには冷えるはず。
あとは、100均でマジックテープ買ってベルト作って、回路を少し作れば完成。
全部貰い物。
明後日の夏合宿に持っていくつもり。