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大学生スプリンターの考えすぎる練習日誌

どこにでもいる大学2年生の短距離練習日誌

9/23 (月) 一次アップをすれば「楽な加速」「楽な走り」が簡単にできるようになることに気がついた

9/23 (月) 理工系 2日目

 

 

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まとめ

 

一次アップは、疲労を残さないような最適なタイミングで行うことで

 

本アップの頃には重々しさが消えて、楽な加速、楽な走りができる

 

その際、何時間前に行えば良いか、はその日の天気や食事、疲労度合いや体調によって変わってくる

 

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なぜ今日一次アップをしたのか

 

マイル(4*400m リレー) のちょうど5時間前に競技場についた。

 

もともと、ご飯だけしっかり4,5時間前に食べて、一次アップをせずにマイルに挑もうかと思っていた。

 

朝、はるやさんがラインで「一次アップってするの?」って聞いてきたから、なんだか「します」って言わないと態度?的によくないかな、って思って、「します」って答えた。

 

それが、今日のレースを大きく変えたのだ。

 

 

 

 

一次アップ、って言い方が正しいかは知らない。

とにかく、普通はレースの直前1.5~2時間前にウォーミングアップを始める。

それよりももっと前(4,5時間)に、あらかじめウォーミングアップをするのが一次アップだ。

 

 

一次アップの凄さを理工系で偶然発見したっけか。

 

miyublog2.hatenablog.com

 

先輩に「一次アップします」って言ったからには、時間をどうするか考えなくてはいけない。行きの電車の中で、必死に考えた。 すぐにその記事を自分で読み返した。

 

「4時間前に白米、か...。時間的に大丈夫か。

うん? よく見たら、レースの60分まえの4時間前のことだから、5時間前かよ。

でも、競技場に着くのはレースの5時間前。

急いでご飯を食べて、アップするか。」

 

それをはるやさんに伝えたら、それじゃ消化悪くなるよ、ってすっごい当たり前の返答が返ってきた。自分の脳はまだ寝ているらしい。

 

 

 

新しく作るしかなかった

とにかく、一次アップをするには時間が足りない。

 

どう配置しても、理工系のようなゆったりとした食事や一次アップはできっこない。

競技場にもっと早く着くようにしておけばよかったなんて後悔は今はいらない。

 

新しい一次アップや食事のタイミングを自分で新しく作るほかなさそうだ。

 

そこで作った流れがこれ。

 

f:id:ryutaromiya:20190923212539p:plain

 

 

 

 

競技場近くの業務用スーパーに売っていたハンバーグ弁当を食べることにした。

安いし、油もの入ってないし、白米がしっかり取れるから。

 

結局、レース前には腹に残っていなかったので、レース4時間前のハンバーグ弁当は大丈夫ってことか。

 

一次アップは、十分に動けたし、何よりも暑くなってきて、しかもお腹が減ってきて血糖値が下がっているのを感じ始めたので。55分くらいで終了にした。

 

 

今日の一次アップでは、結局、前回感じたような全身から溢れ出て止まらないエネルギーの爆発を感じることはなかった。それでも、腹に残ることなく、しかも十分なエネルギーを確保できたのではないか?

 

ただ、それ以上に重要な発見をした。

 

この一次アップが、楽な走り、につながっているのだ。

 

 

一次アップの凄さを見てみようか

 

ようやく本題だ。

 

あらかじめ、アップをすることの恩恵はものすごい

 

昨日の話でもしようか。

 

昨日の400mは一次アップをしなかった。そんな時間なかった。

 

よく覚えている。昨日の400mのレース直前の流しで、楽な加速が全然できなくて絶望したことを。

前回の日誌で書いたように、軽い加速と楽な加速をごっちゃにしていたことも原因だ。

 

 

ただ、ここで、ちょっと面白い考察をしようか。

もし、この重々しい走りが、一次アップをしなかったことによるものだとしたら?

 

そう。一次アップをしなかったことで、走りのありとあらゆる微小な点において、無駄なエネルギーを消費していたと考えられるのだ。

 

無駄な力みが生じていたのだ。

 

机上の空論ではない。タイムという根拠があるんだ。

 

予選で自己ベスト50.33を出し、その2時間後の準決勝で50.34を出したことだ。

 

 この結果をどう見る?

再現性が高いだの、走りが身についただのなんて話はどうでも良い。違う。ポイントはそこじゃなくて、

一度動いておくと、体の動きが変わり、それが400mにおいては、とても有効だ

ということだ。

 

400m準決勝では、2時間前の400m予選で動いた分が効いているのだ。

予選がまるで一次アップの役割を果たしていたのだ。

 

まぁ2時間前だったから、すごい疲労を伴ったが。

それでも、準決勝で、PB +0.01 の結果が出たのだ。

 

予選と準決勝の間は、2時間も実際は空いてなかった。

取れない疲労の中、全力を出した予選のタイムより相当遅くなってしまっておかしくない。というかそれを予想していた。

 

でも違ったんだ。

予選で走ったことの効果(一次アップの効果)は、2時間前の400m疲労の効果よりも上回るというのだ。

 

疲労なんてないかのような楽な走りができたんだ。

 

 

楽な走りのためには一次アップは必要

 

 

400mの予選が、2時間後の準決勝の一次アップになっていた、って話は極端で、強烈すぎる話だ。

 

なぜなら、直前すぎる一次アップは、疲労を残すから。

 

だから、最適なタイミングで一次アップをする必要がある。

 

その最適なタイミングは、体調や食事、天気によって変わってくるかもしれない。

 

それでも、それさえ見つけてしまえば、見当をつけてしまえば、楽な走りが簡単に手に入るんだ。

 

 

一次アップをしよう。そうすれば体が軽くなって、楽な走りができるようになる

 

 

この効果が、どうして現れるのか?

コラーゲンの粘性の変化なのか、交感・副交感神経などの神経系の話なのか、脳内物質なのか、それは知らない。知る必要はあまりなさそうだ。

 

通常のアップは、筋温(深部体温)が下がっては意味がない。

でも、この一次アップってのは、何時間も前にするから、温度の維持も何もない。絶対冷えてるんだから。

どうやら、一次アップってのは、普通のアップとはワケが違うようだ。

 

一次アップっていうのは、筋温を気にせずに効果を期待できる、素晴らしいアップなのだ。