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大学生スプリンターの考えすぎる練習日誌

どこにでもいる大学2年生の短距離練習日誌

9/18(水) 400mのスタートと加速の新プラン

9/18(水)  350m・スタート練習

 

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本日のまとめ

 

・加速はバックストレートまでの加速が重要

 

・加速の原理とその罠

 

・維持区間が長すぎ。20mあれば十分

 

・「楽に加速」は意識し続けよう。無意識に期待しちゃあかん

 

・400mの加速のプランがだいぶ決まってきた

 

 

地面を押す加速はダメ

スタブロの距離感を決めた

整体で色々教わった

 

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メニュー) 350m *1

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結果)  44"54

 

体) 全身うっすら疲労

環境) 雨がつよく降ってきた

 


350mげき遅

 

 

 

350m

 

本メニューの350m。周りから「どうしたの?」ってめっちゃ言われるほど遅い走りだった。

 

久々に誰かに完敗した。

走り終わった後、そこには何も残ってはいなかった。神様は残酷で、練習成果どころかひとつまみの疲労さえ与えてもらえなかった。

爆下がりしたテンションを添えて、自分のどこが悪かったのかを知りにビデオを見に行った。

 

加速がひどすぎた

 

ビデオは正直だった。はち切れそうな感情を抑えて画面を覗けば、明らかに加速が遅い自分がそこにはいた。

 

地面を押すような加速

 

今日のプランは以下の通り。これのどこが悪かったというんだ?

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比較的原点に戻り、夏合宿で作った「2段階加速」と「楽な走り」で構成されたプランだ。この「2段階加速」がくせものだったのかもしれない。

 

 

miyublog2.hatenablog.com

 

 

 

今日の悲しい走りは、間違いなく加速の失敗にあった。

絶対的な視点で言えば、加速度が小さく、かつ全然加速せずに加速区間が終わったということ。

 

感覚的な話をすれば、「楽な加速」からは程遠い、なにか「地面を押す加速」をしていたように思える。

 

無駄なパワーだけ加えて、しかも加速しない。

 

その上、加速の原理の罠に上手く引っかかった。

 

誰でもわかるだろう。

加速は、初速度がついていればついているほどやりにくくなる。つまり初速度と加速度は厳密には違うが、反比例の関係に近いのだ。

 

 

加速の原理

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加速の原理

 

・加速限界   (*1)

・非連続的な加速における初速度と加速度の反比例

 

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2段階加速」を念頭に入れて、「あとでもうちょっと加速すればいいや」って思ってると、その罠に引っかかる。

バックストレートで改めて加速なんて難しいし無駄に疲れるだけなんだ。

 

連続的に加速すれば、その罠から抜けられる。スピードが上がりにくい、っていう状況になりにくいのだ。

 

そう考えると、加速の原理が正しければ、

バックストレートまでで行う加速がとても重要だ

ということがわかる。

 

まとめればこうなる。 

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(*1) ちなみに加速限界ってのはこれ↓

 

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↑ 2019年5月15日の300m走った時の練習日誌。ここで初めて加速限界というもの知った(作った)。

 

 

他の失敗要因?

 

楽を選択できない!?

 

全然加速ができていないと、楽を選択する必要がなくなるのかも。テキトウに走るだけになるから、楽もきついもヘチマもないのかもね。

 

楽を選択できない状態で走ってたら、それは楽な走りではない。本当に楽した走り、もしくは楽しかできない走り、もしくは単なる流しの延長なのかもしれない。

 

しっかり加速しなきゃ。

 

 

 

維持が長すぎた

 

維持の長さを40m近くとってしまった。20mあれば十分だと、その後スタート練習をして気づいた。

 

 

 

スタート練習

 

悲しみと驚きとなぜ?っていう強い感情に動かされ、その後スタートダッシュ練習をした。

 

とりあえず、合宿の3日目の反省と課題でもあった、スタブロの定量をしてみた。

色々な幅でやってみた結果、とりあえずはこれで行こうと思う。

 

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あと、加速がまだ安定しないけど、今日のスタート練習では比較的良い加速ができた。

 

そう。力を加えれば速くなるわけじゃない。

 

楽な加速を意識して、楽に加速することから反しないように加速しよう

 

地面を押しちゃあかん。

例えば、3レーンを走り、バックストレートに対して60度の角度の点まで加速すると決めたとしよう。

 

そしたら、その決めた点までしっかりと楽に加速する。スピーディーに、飛ぶ鳥のように加速する。すごく気持ち良いはずだ。

 

そして、顔もその地点までの距離で平均してゆっくりとあげていく

 

目標地点に到達した時に初めて前を向いてこんにちは。

そっから勝負が始まるって感じかな。

 


楽な加速練習

 


楽な加速練習

 

 

思えば、今日は楽な加速を意識しなかった。それがいけないのかもしれない。

楽な走りを追求する身分として、それを意識しなくてもなんとかなるや、って思っちゃったのがいけないのかも。

 

楽な加速をすることを意識しよう

 

はるやさんの動画も持ってるけど、それは今日は分析しない。疲れちゃったから。

明日やれたらやろうかしら。

 

整体

 

4日後の27大学対校戦に向けて、はるやさんと整体に行ってきた。

 

 

最初に電気治療をしてもらうんだけど、いつもと違って、「ケツからふくらはぎにかけて全体的に」ってお願いした。

 

そしたら、終わった後今まで以上にすごい軽くなった。なんかとっても嬉しかった。

 

忘れないように電極位置をメモしとく。次もここでお願いしよーっと。

 

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↑左足もも右と同じ位置ね。

 

 

スネが相当凝っているらしい。マッサージしてもらっている時めっちゃ気持ちよかったし、すごい凝ってるね、って言われたし。

 

 

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マッサージポールを使ったスネのマッサージ方法を教わった。こうやるらしい。

 

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しばらくグリグリしていると、筋の緊張がほぐれて、痛かったり凝っているところがほぐれて別の場所に移動するらしい。

 

そうやって「追っていく」と、いずれは良くなるってさ。

 

あと、ハムやケツのストレッチ方法も教わった。

脚をあげて10から15だってさ。キープするんだって。

 

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あと、面白いことを教えてもらった。

ストレッチをして、軽くなったはいいんだけど、逆に力が入りにくくなった時、とっておきの方法がある。

 

さっきのストレッチの状態で、ケツなりハムなりに力を入れて、脚を倒そうと力を入れる。5秒くらい。

 

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友達とか壁とかに受け止めてもらえばいいんじゃない?

そうすれば、力を入れたところに、走っている時に力を込めやすくなるらしい。

 

 

 

 

高校の時、色々と国内外の論文を読み漁った結果、ストレッチに最適な時間は何秒間なのかとか、諸説ありすぎてわからなくなってしまった。

 

今日の整体の人が言ってた。

 

運動前は動的で短めなストレッチをして刺激を入れる。運動後はゆっくりと伸ばして筋肉の緊張を取る。」

 

自分はこんな簡単で初歩的なことすらも忘れていた。それでいてストレッチ理論だの最先端のスポーツ科学だの言って、なんか間違ってる気がする。

 

もっと初歩的な、基礎基本に忠実に従って体を動かそう。

 

その先の応用的な話はまたいつか意識すればいいさ。基本ができていない奴に一体何ができるというんだ。

 

 

 

加速限界について読み直そうと思ってさっき、練習ノートを見返した。

 

今までは、練習日誌をノートに書いてた。この一年間半で3冊のノートが埋まった。

ちょうど一年前のやつを見ていたら、驚いた。

 

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一年前から、楽な走りに目をつけて、それを中間疾走と加速に分けて開発しようとしていただなんて。知らなかった笑 自分で書いたんだけど。

 

 

 

 

思えば、練習ノートの時から、ノートにペンで落書きされたり、汚いだの変態だのキモいだの色々と言われていた笑 あの練習ノート、自分にとってはまじで大切なやつなのにね。

ブログに変えても、今もずっと同じこと言われてるわ。 もうどうすりゃいいっていうんだ?泣

 

 

 

 

いいねの数がめちゃくちゃ多い場合は、部のメンバーがふざけてつけているだけです。僕のセルフいいねとかじゃないんで許してください。一応注意はしといたんで。