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大学生スプリンターの考えすぎる練習日誌

どこにでもいる大学2年生の短距離練習日誌

8/23(金) メンタルを鍛えて緊張しない方法

8/23(金)

大会前夜

 

GC)ずっと雨

PC)最高にいいわけじゃないけど走れなくはない

メニュー)完全休養

 

理工系at鴻巣陸上競技

 

8/24(土)

400予選

400決勝(?)

 

8/25(日)

4*400予選

4*400決勝(?)

 

 

緊張が止まらない

 

昨日、テレビでクライミング楢崎智亜選手の特集がやっていた。ホワイトシチューでお腹いっぱいでぼーっとしながら聞いていた。

 

楢崎智亜選手は1年間、コーチのもとで、メンタルを鍛えたそうで、この1年間で一番成長したところはメンタルだとインタビューで言っていた。

 

その時は聞き流したけど、今なんだかすごく興味が湧いてきた。というのも、明日のことで、いま微妙な緊張が止まらないからだ。

 

追い込まれている受験生に、頑張ってと言ってはいけない。よく言う話で、実際そうだ。

 

明日の理工系のことは考えないようにしてきた。昨日今日はタイムテーブルも見ないようにしてきたし、違うことを考えてきた。

でも、友達に明日頑張ってと言われて、嬉しかった反面、明日のことが今も頭の片隅に残っている。誰か本当に助けて。鼓動が高まって、手足の力が入らない。

 

 

メンタルが弱いのかな。よくわからない。思い詰めすぎる傾向にあるのは知っている。考えすぎちゃう人間だってのも知ってる。

 

あぁ。単純バカになりたい。感じるだけで、それを素直に楽しみ喜び、ずっと笑っている。そんな人間になりたい。ずっとずっとそう思ってきた。憧れてきた。

 

緊張する人緊張しない人

 

15大学対校戦の時もそうだった。

緊張で行きの電車の中は足が震えていたのを覚えている。運悪くイヤホンのバッテリーが早く尽き、イメトレをすればするほど緊張は増大した。

アップがまともにできなかった。楽しめたかと聞かれたら、緊張で何も楽しめなかった、と即答する。

 

myジィはレース前いつも言う。緊張したくても緊張できない、と。実際本当に彼は緊張していない。

なんで?レースで緊張しない人は、一体何を考えているの?そういう人は、緊張した方が速くなるの?

 

 

東さんのメンタルコーチン

 

楢崎智亜選手のメンタルコーチンをした東さんはこう言う。以下要約(https://climbers-web.jp/feature/article-47/)

 

メンタルコーチングはメンタルトレーニングとは違います。自分の中の「感情」「価値観」などの潜在意識」を「自分会議」を通して引き出します。私はそのための質問をいくつかするのです。

 

自分会議」は、過去、未来、現在の順に飛んで整理していきます。

 

①「今、何が起きている?」

まず、何が今起きたのか、うまくいかなかった過去から、自分自身を冷静に俯瞰します。

 

②「本当はどうなりたい?」

次に、この先どうなりたいのか、何が大切か、未来を感じます。

 

③「今、どんな心で何をする?」

最後に、じゃぁそにために今何ができるのかを考えます。

 

 

 

そして、自分がなぜそれをやるのか忘れないでください。人はいつのまにか忘れるものです。楽しくて始めた時のことを思い出してください。

 

 

 

沢田先輩

 

高校の先輩に凄い方がいた。

その方は自分に課した毎日5kmを走り続けて3200日ちょい。今日も走っただろう。大学を首席で卒業して、部のコーチになった。

自分の体に必要ないと思うお菓子を遠ざけ、暇という言葉を嫌い、今の自分に何ができるのか、今何をすべきなのかを常に考え続けていた。すごく優しくて真面目で、みんなの憧れでい続けた。

 

ある日あの人は、

ゴールに向かって足し算のように練習を積み重ねるんじゃなくて、ゴールから逆算して、じゃぁいま何をすべきなのか、いま自分にできることは何かを考えなさい

と言った。

 

東さんの言っていることと、自分の尊敬する先輩が言っていたようなことが重なった気がする。そしてよくわからないけど、なんだか自分にもできる気がしてきた。

 

 

楽しもう

 

人は圧倒的にかなわない相手と走る時、緊張しない。

どうにでもなれって思うし、失うものはないから。

 

下手に戦えそうなレベルだと緊張する。

でもそれは、勝てるかどうかに緊張するよりも、負けた後の周囲からの評価を気にして緊張する。

 

勝てる相手だともっと緊張する。

負けた後の評価やプライドを気にして。

 

でも今なら、もうどんな相手でも楽しめる気がする。

 

強い相手なら、その人たちと走れることをありがたく思って。めったにないから。

同じくらいの相手なら、いい練習だと思って。

勝てるかもしれない相手なら、こっちから挑戦するくらい腰を低くして。

 

勝っても負けても、速くても遅くても、結局走り終わった後は同じ。

ポカリ飲んでアミノバイタル摂取して、ダウンしてからだケアして、仲間の応援に混ざる。

何も失うことないし、何も変わらない

走らなきゃいけないのではない。だって自分が走らないところで何も変わらないし誰も気づかないだろ。それならいっそ楽しもう