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大学生スプリンターの考えすぎる練習日誌

どこにでもいる大学2年生の短距離練習日誌

9/2 (月) やばいメニューを楽にやり過ごす方法と今後の方向

9/2(月)

夏合宿 5日目 最終日 午前

 

 

 

GC)  相当涼しい

PC)  逆に楽しくなるレベルで足が上がらない。史上最強。

 

メニュー)

40秒間走

(40秒間で275,280,285,290,295,300mを走りきる)

(Etraとして、まだ走れる人は305mも用意されている。)

 

 

結果

 (時間内に到達できたら、到達できなかったら、走らなかったら✖︎)

275m ▲

280m ●

285m ●

290m ●

295m ●

300m ●

305m ●

 

305mのエクストラを走ったのは僕とはるやさん。

 

 

 

みんな疲れ切っている

 

宿の部屋の空気は死んでいた。誰一人発せず、みな丸太のように布団に寝転がっている。昨日までは聞こえなかった部屋のBGMが、今日はよく聞こえた。こんなのが流れていたのか。

 

合宿って非日常だから好きだし、みんなと一緒に生活を送るのは楽しい。だから、合宿がいつまでも続けばいいのになんて合宿初日は思うけど、今はそうは思わない。もう十分だ

 

 

体がありえないくらい壊れている

 

朝起きてすぐに気づいた。今日はやばいと。歩いている時、一歩一歩つくごとにお尻が痛い。ハムの疲労と、大腰筋の疲労と、肩周りの疲労。ありとあらゆる疲労のおかげで、初歩的なドリルすらできない

 

とにかく腿上げができないのだ。

疲労でパワーが失われ筋肉痛で動きに制限がかかっている。

 

 

 

 

新しい楽な走りを組み合わせる

 

まず、いつものような地面を押す加速はできないことがわかっている。

もしかしたら、いつものような楽な中間疾走もできないだろう。

 

そこで、まるっきり新しい走りを二つほど追加したプランを立てた。

 

まず、加速を「リカバリー加速」で実行する。

 

miyublog2.hatenablog.com

 

次に、維持区間を経て、そこからはずっとPPで走った。

 

miyublog2.hatenablog.com

 

f:id:ryutaromiya:20190902151550p:plain

 

こうすることで、パワーがない状態でも楽に加速することができ、楽にメニューをこなせると思った。

 

 

結果

 

リカバリー加速はそこまで実行できなかった。

というのも、前ももがやられている状態では、まだ遊脚のリカバリーが難しいのだ。

 

また、

PP走を長く続けて、スピードの維持のために利用するのは不適

だとわかった。

 

やはり楽に維持するためには「楽な走り」や「楽を選択すること」が最適だ。PP走はラストの追い上げや出し切りにしようすべきだとわかった。

 

 

楽な走りは死なない

 

今日の練習で、わかったことがある。

今までにも述べてきたように、楽な走りをすれば速くなる。

その楽な走りの要素の一つとして、「完璧な接地」「地面に受け入れられる接地」がある。

 

その「接地」という一要素に注目して、加えて意識的にストライドを伸ばす走りが「PP走」である。

 

ところが、容易に想像がつくように、ストライドを伸ばすのはレースのラストだけである。

 

つまり、

ストライドを伸ばす必要がない「途中の維持区間」で、接地をひたすら意識した走りをしたところで、「PP走」の恩恵は得られず、むしろ逆効果

なのだ。

 

ストライドを伸ばす必要のない「単なる途中の維持区間」で「PP走」や「接地を意識した走り」はしてはいけない。

 

むしろ、そこは「ひたすら楽に走る」ことを意識した「楽な走り」が最適なのだ。

 

今回の練習でも、3本目あたりから中間疾走をPP走から楽な走りに置き換えたところ、ものすごくに、しかも速い中間の維持が可能になった。

 

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これは今回の大きな発見である。

 

↓楽に走るとは。

 

miyublog2.hatenablog.com

 

 

PP走が発見されたところで、「楽な走り」より楽な中間疾走はできないのだ。

 

 

●転ぶな

 

7本目(Extra)でゴールした後に一回転したせいで、右肘から血が出た。

練習では接触事故もあり得るし、転ぶほど勢いよくトルソーしたりするのはやめよう。

 

 

今後の方向

 

・楽な加速

楽な加速として、リカバリー加速が最有力候補に上がったので、これを坂と平地の両方で開発し、筋肉に負担のないようなリカバリー加速ができるようになりたい

 

 

PP

この走りの再現性は相当高い。Newton2に似ているところはあるが、やはり「完璧な接地」に着目したラストの走法は、安定して早くなる秘訣だろう

 

・楽な走り

前述の通り、「楽な走り」よりも楽な走りは今のところ存在しない。

いつでも原点に帰って、「楽な走り」を研究し続ける必要がある。

 

今後のまとめ

 

リカバリー加速

PP

楽な走り