Cork

大学生スプリンターの考えすぎる練習日誌

どこにでもいる大学2年生の短距離練習日誌

7/20(土) 無駄を削る

7/20(土)織田  with農工

 

 

基本

GC)雨が降りそうな

PC)特になし。筋肉痛も違和感もない

 

メニュー:(150+150)*2 r=walk R=15

 

結果:17"11 17"22 17"13 17"30

(2本目は17"00-17"10あたり。同着バグ)

 

目標:  加速  疲れた時の走り

 

感想:

はじめの二本はただ走っているだけの感じがして、得られるものがないような気がした。カイトが何を考えて走っているのかを聞いて、考えが少し変わったし、後半二本はそれを意識して走れた。カイトから400の走り方の話も聞けて、今日は農工との合同練習を上手に活用できたと思う。

 

今日カイトの考えていたこと:

いつも、カーブが終わったあたりから、ひたすらただ足を体の真下に着くことを意識。上手くつければ、それだけで走れるらしい。はじめ50の加速は最低限しっかりと加速する。接地の際に、腕振りと接地のタイミングをしっかりと合わせ、今日は、接地ではなく、腕振りのタイミングを合わせることを考えていたらしい。

 

カイトの400の臨み方

レースまでに最低でも10回は頭の中でレースをするらしい。相手の走り方や展開を考えて、キーとなる人などを頭に想像しながら、具体的なイメージレースを行う。もしキーとなる人の走り方を知らない場合は、自分の周りにいる前半中盤後半型の人でそれぞれ置き換えてイメージする。そうやって、どのペースで走れば後半追い抜けるかを考える。

 

はじめ200はとにかく楽に走。そのペースなら自分が後半追いつけると言うペースで走る。イメージトレーニングでは周りの人を見ながら走ったけど、レース本番ではとにかく自分のレーンだけに集中して走るらしい。

 

 

まず、カイトは俗に言う感覚派とかセンスで走っているものかと思ったけど、しっかり考えて走っていることがわかった。また、考えることがシンプルだし、あれこれと考えずに、練習でそれだけに絞って走っていることを知った。いつも自分はいろいろなことを考えがちである。せっかく走るなら、一度で色々なことを考えた方がお得だし、得られるものが多いと思っていたからだ。でも、本当に大切なことに絞って練習に臨めば、その一つを完璧にすることができるかもしれない。今後は練習で考えることを一つに絞って、長いスパンでテーマを持って走りたい。

 

イメージトレーニン。これほど400が速い人が、400のイメージトレーニングを10回は最低やると言う。対して自分はイメージトレーニングを何回する?緊張を紛らわすため、入りのスピードを考えるため、だいたい2,3回だろう。早い人に走るだけでなく、走る前から負けていると言うのだ。イメージトレーニングを誰でもできると言うわけではないのかもしれない。頻繁にそのトレーニングをする人、十分に自分の走りや相手の走りを見ていて、それが再現できる人。そう言う人でないと、本当のイメージトレーニングはできないのかもしれない。今後練習していこう。 単なるイメ^寺ではなく、しっかりとイメージトレーニングができるように。

 

今日の課題

まだ加速が安定しない。

1)楽とか意識せずにしっかり加速

2)国公立400のような加速

3)2の加速に」パワーを加えた

4)よくわからなかった。とにかくしっかり加速?

 

 

2本目は、楽な加速をしようとした。その結果、国公立の400の加速を実施した。ただ、それは150には適していなかった。と言うのも、すぐに起き上がってしまうし、緩やかに加速をすればいいと言うわけではないから。

ウーマさんに最初の30くらいで抜かれた。加速が遅すぎた。弱すぎた。3本目はその走りに少しだけパワーを加えた。

 

 

加速の練習方針変更

なぜ楽な加速をしようとしているのか?

それは400と言うロングに備えた練習。そして、メニューがきついから。

加えて、楽な走りができれば、あとはそこにパワーを加えればいいだけだから。

 

でも、本当に楽な加速は必要なの?楽な加速と無駄な力がない加速と言うのはなんか違う気がする。楽な走りっていうのを追求すると、てきとうな走りになりかねない。それに対し、無駄な力がない加速と言うのは、まさしく理想。力の向きや 撃力化など、技術的な面で改善できる。また、楽な加速はいくらでも楽な加速ができるけど、無駄な力がない加速と言うのは、一意に定まるだろう。最初に全ての力を包括したような、今の加速を実施する。次に、そこから感覚やビデオ、周りの人の意見などを取り入れて、無駄な力や無駄な動きを発見し、取り除いていく。つまり、新しい走りを作る練習ではなく、今持っている走りを加工して、削っていく練習。

 

そして、今日の150*4のような練習では、加速を楽にするのではなく、加速はしっかりと行って、そのあとの動きの無駄を減らしていこう。実際、加速で疲労がたまるよりも、そのあとの走りの方が疲労に影響している。単純に距離が長い。150なら40ほどの加速に対して、3倍近い距離の後半がある。そして、トップスピードが違う。加速は0から始まるけど、後半の走りはすでにスピードがついている状態からスタートする。つまり、回転数や脚にかかる負荷などが加速の時とは比べ物にならないほど大きくかかるのだ。

 

そして何よりも、加速は失敗するとその後の走りが全て崩れていく。後半の走りは、距離も長いし、どうにでもなる。加速がうまくいけば、後半の走りが安定してできるようになるだろう。加速は意識しないと失敗するけど、後半の走りはなんとかなることが多い。そう言う面でも、加速をセーブする考えより、後半の走りをどうにかしたほうがいい。

 

まとめれば、加速を変えて疲れないような楽な走りを作り出すと言う方針よりも、加速の後の走り方を変えて、それによって楽な走り方を作った方がいいではないか?さらに、走り方の改善方法だが、まるっきり新しい走りを作り出すと言うよりは、今ある走りから、無駄を取り除くのがいい。それが早いし、効果が期待できる。自分にあった走りが完成することだろう。

 

以上を踏まえて今後は練習することにする。